若年者の血便

少し前ですが、10代男性で、1か月程度の軟便が続き、血液が混じるようになったと来院されました。腹痛や発熱などのつらい症状はなく、ご本人は痔核を考え来院されたようです。ここでポイントとなるのは柔らかい便が続いた後の血便です。潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患と言われる病気は若い方に多く、下部消化管内視鏡を行いました。結果、潰瘍性大腸炎の診断となり治療を開始しております。血便があっても痔核と思い放置する方がおおく、若年の方でも(45歳以上であれば大腸癌の確立も増えるため、強く大腸カメラを推奨します)検査が必要になることがあります。1175512


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