大腸カメラの流れ

大腸カメラの流れ

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸内視鏡検査は肛門から専用のカメラを挿入し、盲腸から直腸までの大腸全体を観察する検査です。

ー こんな症状ありませんか? ー

  • 便潜血結果が陽性だった
  • 血便・下痢・便秘・腹部膨満などの症状がある
  • 大腸ポリープの既往歴がある

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の流れ

検査前の食事、内服の方法、検査の流れについて説明させていただきます。

検査前診察日

最初に診察が必要となりますので、受付時間内ご都合のよろしいときにご来院ください。
診察時に医師から検査・治療の説明と偶発症について説明があります。
前日から準備が必要なため、当日の検査はできません。診察終了後に看護師から検査前の食事内容、検査薬の飲み方等についての説明があり、検査薬をお渡しいたします。
検査前日用の検査食(3食入り¥1800)も準備しております。
ご希望の方は看護師にお伝えください。

検査前日

検査前日は食事をしても大丈夫です。夕食は軽めにし、21時までに済ませてください。
ただしキノコ類、海藻類、植物の種子などの消化の悪い食べ物は検査時まで残ってしまう可能性がありますのでお控えください。
就寝前に、処方された緩下剤(ピコスルファートNa)を服用してください。

検査当日

検査当日は、朝からご自宅で腸管洗浄剤(モビプレップ)を服用していただきます。
服用開始前に水やスポーツ飲料などで十分に水分補給をしてください。

腸管洗浄剤の詳細な服用方法については事前にお渡しする「服用・排便チェックシート」を参考にしてください。
腸管洗浄剤と同時または前後に水またはお茶は飲んでいただいて結構です。
冷たい方が飲みやすいので、前日に溶かして冷やしておいても大丈夫です。

こちらで動画をご覧いただくこともできます。


常用している薬のある方は事前に医師に確認してから服用してください。中断できない薬(心臓病、高血圧の薬等)は通常通り内服していただいて構いませんが、糖尿病の方は検査当日の朝の薬は服用しないでください。
緑内障、心臓病、前立腺肥大、不整脈の既往症がある方は事前にお伝えください。
また麻酔薬等で体調が悪くなったことがある方も事前にお伝えください。


ご希望の方は鎮静剤を使用して検査を受けることができます。鎮静剤を使用すると一時的に血圧低下、呼吸抑制、脈拍低下などの偶発症を生じることがあるため、当院では検査中に指先に呼吸管理のモニターを装着して検査を行っておりますが、安全のために原則として80歳以上の高齢の方、心臓や肺に重い病気をお持ちの方には鎮静剤を使用せずに検査を行っております。

鎮静剤を希望される方は、検査後運転が出来ませんので、自動車、オートバイ、自転車での来院はご遠慮ください。

検査時

来院後、大腸カメラ用の検査着に着替えていただきます。

体の左側を下にしてベッドに横になります。肛門よりカメラを挿入し、盲腸または小腸の末端まで挿入後、観察しながらカメラを抜いてきます。
観察時空気を入れて腸管を膨らませるためおなかが張ることがありますが、当院では体内に吸収されやすい炭酸ガスを使用しており、おなかの張りが軽減されます。
手術の既往がある方はカメラの挿入が困難なことがあります。
検査、治療を含め通常15分~30分くらいで終わりますが、時間がかかる場合もあります。

組織検査(生検)をおこなう場合

カメラに専用の処置具(生検用鉗子)を通し、組織を採取して病理検査を行います。
このとき痛みはありません。

ポリープ切除をおこなう場合

検査時にポリープが発見された場合はその場で切除を行います。カメラにポリープ切除用の処置具(スネアや鉗子)を通し、ポリープを切除します。生検と同様に痛みはありません。
当院ではポリープの大きさが10mm以上、数が4個以上ある場合等は安全面を考慮し、状況に応じて入院治療が可能な施設へご紹介させていただきます。

検査終了後の診察

検査終了後、撮影した画像をご覧いただきながら検査結果の説明をします。
組織採取をした場合、組織検査結果は10日後となります。
(鎮静剤を使用した場合は、1時間ほど休んでいただいてから説明があります。)

検査・治療後の注意事項

検査後は通常の食事をして問題ありませんが、ポリープ切除を行った場合、出血の可能性があるため1週間は暴飲暴食、アルコール・刺激物の摂取、過度の運動は控えてください。

排便後ティッシュに血液が付く程度であれば問題はありませんが、血液のかたまりが便と一緒にでてくるときは当院にご連絡ください。

検査・治療での偶発症が発生した場合は入院加療が必要となる可能性があります。

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